私も所属しています目黒泌尿器科医会は、年数回の勉強会を行なっています。
これは、目黒区の泌尿器科開業医の先生方、5大病院(東邦大学大橋病院、東京共済病院、厚生中央病院、三宿病院、東京医療センター)の先生方に集まっていただき、その道の第一人者をお招きして、講演をお願いするものです。
本年3月には、藤田保健衛生大学教授 白木 良一先生のご講演を賜りました。先端医療として認可された「前立腺がんに対するロボット支援手術」のポイントを、ビデオを使って丁寧に説いていただきました。
また、前立腺がんの手術法である、従来からの「開腹手術」、その後登場した「腹腔鏡手術」、最先端の「ロボット支援手術」、各々の利点、弱点を解説していただき、私たちもすっきりと頭の中が整理されました。
また5月に、これは目黒区医師会の学術講演になりますが、帝京大学医学部教授 堀江 重郎先生に「夜間頻尿」の怖さをご講演いただきました。あらためて夜間頻尿と生活習慣病、ストレスとの関連を教えていただき、毎日の診療の一助としている次第です。
この7月には、香川大学医学部教授 筧 善行先生にお越しいただいて、「前立腺がんのPSAスクリーニング」および「PSA監視療法(Active Surveillance)」の70歳以上での有効性を承りました。
PSA(前立腺特異抗原)とは、前立腺細胞に含まれている蛋白分解酵素で、血液中に含まれる値によって前立腺癌の進行度を計る、いわゆる腫瘍マーカーの1つでもあります。
先の「監視療法」は、早期の前立腺がんに対して手術を即断するのではなく、このPSA値の推移を監視しながら経過を見るというもの。ケースによっては、手 術など根治治療の時期を延ばせることもあります。あらためて「高齢者は何が何でも手術」という自分自身の認識の甘さに気づき、勉強させられました。
次回は、11月に岡山大学医学部 公文 裕巳教授に講演をお願いしています。
前立腺がんについては、こちらもぜひご参照ください。
» 泌尿器科へいらっしゃるまえに